まずは、「アスペルガー人を何も知らない役立たずのヒーラー、カウンセラーたちへ(20)(21)(22)(23)(24)(25)(26)」を読んでね。

コーヒー、紅茶、緑茶といったカフェイン類は、低血糖症を悪化させます。

それは、どうしてですか。

答え。

アドレナリンを分泌させるため。

カフェインを摂取すると、副腎皮質からのアドレナリン放出を刺激します。

交感神経を興奮させて、神経を高ぶらせます。

飲むと、やる気や集中力が出たり、目が冴えたりするのは、そのためです。

ただ、その裏では深刻な(?)副作用を引き起こしています。

アドレナリンが分泌されることで、糖の一種であるグリコーゲンの分解が促進しているのです。

糖の貯蔵が減ってしまい、体が糖を必要としているときに、供給できなくなる。

カフェイン摂取が、低血糖症状を起こしやすい体に作り変えてしまうのです。

続く。

 


低血糖症と精神疾患治療の手引
心身を損なう血糖やホルモンの異常等の栄養医学的治療 (第5版)