まずは、「田舎暮らしなど望んではいけない(9)、(10)」を読んでね。 (田舎暮らし編について、最初から田舎暮らしをしている人には、何の罪もないしケチをつけるつもりはないからね。)
圧倒的な高層化により、人と機能を集約させたほうがいい。
この持論を展開すると、何1つの政策を提案できない「自称世の中を良くしたい人」は、腹を立てます。
そして、決まって以下の通りに反論してきます。(論理と知性のある反論、議論は大いにけっこう)
「古きよき日本の伝統文化の崩壊に繋がる」と。
その度に、僕は
- 彼らは不勉強であり
- 少年期のヒーローごっこよろしく
- 情緒に酔いしれることだけが目的の
- 箸にも棒に引っ掛からない偽善者なのだ
と、思い込みを深めます。
- 日本の限界集落の多くが、戦後にできました。
- 日本各地の人口は、いまだにほとんどの地域で戦前より多いのです。
- たしかに島根県は、現在、1920年以降で最低の水準になりました。
- しかし、そういった地域は全国でもわずかです。
- 限界集落の多くは、戦後の引き揚げと都会の空襲被害で焼け出された人を吸収するために作られた人工地域です
- 昭和20年代、限界集落は絶頂を迎えました。(昭和30年代という説もある)
- その後は、自然減少の段階に入りました。
日本の集落の多くは、する必要のなかった戦争により(現場の英霊には感謝している。上層部はアホ過ぎる)生まれた特殊な現象にすぎません。しかも、戦後です。
心温かき人々の繋がりによって創造された地域ではありません。
文化と呼ぶにも、新しすぎます。
自称世の中を良くしたい人たちが主張する、集落という古きよき「日本の伝統文化」。
その設定自体が、隅々まで間違っていることが、理解できます。
高層化による集約は、日本の古層的な長所を脅かす存在ではないのです。
反対する理由がありません。