資本主義は、戦争と共に発展しました。
そこだけを捉えると、資本主義の本質は絶対的な暴力装置そのものであり、資本主義が戦争を引き起こしてきたということも事実です。
ただそれは、前期の資本主義に限った話であり、後期のそれは戦争を抑圧する最大要因となっています。
1.技術革新により軍事力のインフレーションが起きた
2.グローバル経済のもと、世界はスパゲティ状に複雑相互依存した
ために。
1について。
第二次世界大戦以降、成熟国同士での戦争は起きていません。
国民の意識が進化したからではなく、核兵器を保有したからです。
仮にアメリカがフランスへ核兵器を打ち込んだ場合、自動報復措置としてその逆のことが起こります。
だから、アメリカはフランスとの戦争を望んだとしてもできないのです。
広島、長崎に落とされた威力であれば核戦争の可能性は大いにあります。
ただ、現在のそれは数万倍に跳ね上がっているため1発でも使えば、対戦国だけではなく全世界を巻き込んだ形で自国もほぼ確実に滅亡するため何の利益も得られないので、戦争を起こす理由が失われてしまったのです。
事実、第二次世界大戦以降に起きた戦争は、
・核兵器を保有していない小国同士
・核兵器を保有していない小国と大国
のどちらとなっています。
核兵器の威力を過剰なまでに発展させたのは、資本主義です。
緻密に正しい見解ではないのですが、資本主義の歴史はあらゆる分野の技術革新そのものといってもいい。
それが、軍事まで及び核兵器の破滅的向上につながったのです。(軍事技術から民間転用という側面もあるけど)
平和ボケの日本人には理解できない内容だろうけど。
続く。
資本主義が世界平和を実現する。
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《資本主義&グローバル経済》こそが、世界を救う