アスペルガー児が初体験への恐怖を克服することは、ある程度は大切です。
そうでないと、新しい体験を回避するゆえ、それを通して発見できる稼ぎに直結する才能や日常を豊かにする楽しみの機会が奪われてしまうからです。
残念ながら、興味の限局性や過集中で自発的に突っ走るというのは若干間違いと言わざるを得ません。
才能のある分野においても恐怖が先立ち動かないことは多々あります。
・書道は得意そうだけれど知らない教室に行く
・ピアノはいきなり弾けるほど上手いけれど、知らない先生に会う
のが苦痛など。
周囲の多くは、アスペルガー児に精神論で説得します。
はっぱをかけるくらいならばいいのですが
・弱虫
・情けない
・なんでそんなに臆病なんだ
といった発達障害教育において(定型発達にも)、最も採用してはいけない性格(?)に原因を求める「個人攻撃」を行なってしまいます。
これでは、気質(?)的な萎縮や深い劣等感に拍車がかかり、より初体験への消極性が悪化する負の循環へと陥ります。
超ざっくりの対策としては
・事前にどんなことを行なうのか、映像や図、見学などで説明する
・必ず成功する範囲のスモールステップで取組内容を設定する
・失敗したとしても初体験したことを称賛する
などが必須となります。 (他にも必要な因子は多々あり)
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