発達障害を「個性であって障害ではない、あくまでも社会の都合で障害扱いしているにすぎない」と主張する人たちが少しはいます。(日本は平均点や集団同調、正確性を病的に求めるゆえに発達障害が悪目立ちしている面もある)

その意見と気持ちはよくわかるのですが(障害者差別ではない)、少し間違っています。

たしかに発達障害人の多くは豊かな

・人間的魅力
・稼ぎに直結した能力
・社会を良き方向に変える大胆な発想力

を有しているのは事実ですが(僕は該当しない。世の中は不公平過ぎる。)、同時に

・キレやすい
・被害者意識が強い
・不安や恐怖、怒りを過剰に抱えている
・人を許せない
・否定的出来事ばかりを覚えている
・慢性不調を抱えている(特にアスペルガーと不注意優勢型ADHD)

などの病理(?)を抱えているという事実もあるのです。(こういった病理の裏には類い稀な長所が潜んでいるのは事実だけれど今回それはさておき。)

以上を踏まれば、発達障害は色濃い個性と病理が混在する人種、と言った方がいいのかもしれません。

注意。

今回のブログについて

・障害という言葉を用いることで、その視点でしか社会や周囲は捉えなくなる怖れがある(障害者差別ではない)
・ふんだんに抱える長所を自他共に見なくなる
・差別に会って苦しむことを回避する

ために、障害という言葉を使わないのだ、という意見があると思う。

それはその通り。

 

 

 

発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート
メディカルパブリッシャー

 

見るだけでわかる! 大人の発達障害のための段取りノート術
宝島社

 


マンガ版 片付けられないのはアスペルガー症候群のせいでした。
宝島社新書

 

隠れ発達障害という才能を活かす逆転の成功法則
徳間書店

 

発達障害と結婚
イースト・プレス

 


発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本
実務教育出版

 

コミックエッセイ 隠れアスペルガーさんの才能・仕事の見つけ方
宝島社