代替療法、健康好き、スピリチュアルやロハス系界隈では、今だに玄米や全粒粉はいいけれど白米や白い食パンは駄目、などといった黒い食べ物信仰に取り付かれています。

残念ながら、その多くは間違いと言わざるを得ません。

栄養素や食物繊維が精製された米やパンとさして変わらないという点もありますが、最も大きな理由として血糖値上昇速度(GI値)があげられます。

彼らの多くは、「黒い食べ物」の方が血糖値はあまり上がらないか緩やかなものである、と認識しています。

実際は、極々わずかの差でしかありません。

それどころか、黒い食べ物の方が血糖値上昇は大きくて急激、という研究結果が研究者の間ではほぼ同意となっています。

特に小麦食品には、アミロペクチンAという血糖値を急上昇させ、大量のインシュリンを分泌させる糖が含まれています。

例えば、全粒粉の食パン2枚と白砂糖大さじ2杯では、前者の方が血糖値は上がります。

GI値のことを勉強したことのある人は、食物繊維はわずかでもいいから含まれて入れば多少は上昇速度は抑えられると教わっているため、以上の理解には直観的に受け入れることはできません。

そこで僕は、血糖値を24時間測定できるリブレ(リブレリーダーリブレセンサー)で100人ほどに協力してもらい調べてみました。

やはり80人以上が黒い食べ物の方(米、パン)が上昇は高くなる、という結果となりました。

・100人は母集団としては少ない。
・エビデンスの位として最も高い無作為比較試験でない

ゆえ、エビデンスとしてはしっかりとしたものではありませんが、参考にはなります。

GI値研究に力を入れているシドニー大学のウェブサイトhttp://www.glycemicindex.com/ も同じ結論を出しています。(もちろん品種によってGI値が変化していることは指摘しておく)

 


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