アスペルガー人が人生を楽にするには、否定的な過去の出来事を思考やイメイジとして反芻しないことがあげられます。
アスペルガー人の多くは、過去のそれらを単なる記憶の想起にとどめることができず、当時の感情がそっくりそのまま再現されてしまい、脳内次元においては現実の世界で再体験しているのと、変わらない状態になってしまうからです。
彼らが(僕も)何の問題のない状況であったとしても、生きているだけでストレスフルな状態に追い詰められてしまうのはそのためです。(他にも因子はある。)
だから、反芻を止めるための技術を習得するに越したことはありません。
心理カウンセリングは、本来それを目的にすべきなのですが(他にも目的とすべきことはある)、
日本のそれの多くは、傾聴カウンセリングという手法を選択しているゆえ、真逆をもたらしています。
日本のそれは、延々と相談者に話させます。
すると、アスペルガー人の場合
・薄らいでいた過去の否定的記憶は強化され
・そこに感情も伴い
・フラッシュバックやトラウマを再生産する事態に陥って
しまいます。
初回は、抱えた苦しさを発散させるにはいいけれど、毎回は危険と言わざるを得ません。
にもかかわらず、傾聴一辺倒を良しとしている風潮は変わりません。(自己啓発やヒーリング関係にワンサカいる。)
アスペルガー人はカウンセリングを受けるほど、苦しさを増していきます。
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