自閉症傾向の強い児童は、歯磨きの際の磨く力の加減が分からないことがあります。

・歯茎から出血するくらいに強すぎる
・撫でるのと変わらないくらいに弱すぎる

といった両極が起こります。

残念ながら、説明や手の補助では理解は難しいことが多い。

親としては懸命に教えているにもかかわらず、なかなか習得しないので腹が立ってきます。

やがては感情でしかない叱責に変わり、子どもは

・学習が不全となる
・歯磨き嫌いに拍車がかかる

のいずれか、あるいは両方に陥ります。

では、どうすればいいのか。

一つの方法として、歯ブラシの柄の先に鈴をつけて磨かせることがあげられます。(知覚過敏によるブラッシング圧の問題である場合、別の方法を取る必要がある。)

・スモールステップ
・怒らない

を前提として

・力が強すぎる場合は、鈴の音が小さくなる
・力が弱すぎる場合は、鈴の音が大きくなる
・ことを目標とし
・適度な音量になった際には即時でベタ誉めする

を繰り返します。

こうすることで、加減を覚えます。
 
 

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