アスペルガー人の多くは、底なしの劣等感を抱えています。

そこに隠れ(グレーゾーン)という特性が加わると、解説書に反して高い空気の読み込み能力を発揮するため

・変に思われる
・嫌われる

ことを病的に怖れるようになります。

では、その偏った認知や否定的想いを払拭することに懸命になるかというと、そうではありません。

むしろ、積極的にそれらを強化する行動に走ります。

全ての瑣末な出来事を

・変に思われ「てい」る
・嫌われ「てい」る

と確信するための証拠として、採用し続けるのです。

・偶然に向けられた視線
・街中の遠くから聞こえる笑い声
・相手からの返信の遅い、あるいは短文のメール
・常識的な範囲内でのからかい
・淡々とした挨拶
・否定的文言が含まれていない助言

ゆえに彼らの心情は、つねに嘲笑と否定にさらされています。

そして、偏った認知と否定的想いはさらなる強化をむかえ、結果としてより熱心な証拠集めに走り、心は疲弊しきります。

超ざっくりの対策としては

・証拠集めに熱心になっているということを自覚する
・変に思われたら、嫌われたら、どうしようという思考やイメイジをメタ認知する

があげられます。(他にも対策は多々ある)

 

 

 


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