アスペルガー人は、冬季ウツ障害(季節性うつ病、季節性気分障害、季節性情動障害と言われることが多い)に罹患しやすいと言っても過ぎた表現ではありません。
毎年10〜2月末の間に、決まってさらなる落ち込みや情緒不安定、体調不良に陥る場合は、その可能性を疑った方がいいでしょう。
(心身不調の要因は多岐に渡るので、単一原因説を取ってはいけない。)
冬季ウツは、日照不足によるセロトニンシステムの弱体化が直接的要因と言われています。
アスペルガー人の多くは、遺伝的なセロトニンシステムの脆弱性を抱えています。
それゆえに、定型発達者よりも発症率は高いと思われます。
冬季ウツ対策は、10月上旬から開始しないといけないのですが、今からでも遅くはありません。
超ざっくりの対策としては
・10月上旬から
・最低2500ルクス以上の光を浴びる光療法
理想的なそれは
・1万ルクス以上(20〜40分で終えられる、2500ルクスだと2時間以上かかる)
・定時の起床
・起きてすぐ
・朝10までに済ませる
となります。
注意
光療法の効果が出過ぎた(?)場合、体内時計が極端に前倒しになり早期覚醒障害に陥ることがある。
その場合、夕方に光療法を行なうことで改善される。
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