アスペルガー人は、場合によってはとても変わった趣味を持っています。
小さな我が子がそうである場合、親は無駄な行為と捉え懸念します。
親心としては当然なのですが、その理解は間違っていると言わざるを得ません。
今後のアスペルガー人にとって、最大の問題となりやすい仕事を解決する大きな因子になる可能性が高いからです。
日米のような成熟国は、科学技術の発展や雇用制度改革によって、労働時間が大幅に短縮されていきます。(順調に行けばだけれど。)
それによって余暇は飛躍的に拡大するのですが、大半の人は、自分から楽しみを創り出すという能力を持ち合わせていない(?)ので、その時間を持て余します。
要は、暇すぎて苦痛という状態です。
だから、娯楽を提供する側の価値が格段に上がる。
では、TV、ディズニーランド、有名観光地旅行といった誰もが知る楽しみが活況するのかというと違います。
人の快楽への耐性は高まりやすい傾向にあるので、それらでは飽き足らず、個人的な興味を満たしたくなります。
マニアックと言われる部分です。
それまで扱われることはありませんでした。
偏見などもありますが、母集団が少なすぎて対象を見つけることが難しかったため、仕事として成立しなかったのです。
現在普及しているITの本質(?)はマッチングなので、全国で千人しか興味のない分野でも簡単につながることができ、副業程度には稼ぐことができる。
だから、アスペルガー人の変わった趣味も仕事になるのです。
もちろん、ただ趣味に没頭すればいい、というわけではなく金銭を獲得するための工夫をしなくてはいけないのですが、不似合いな仕事をするよりもストレスは少なく、熱も入りやすい。
仕事問題の完全解決とはいかないけれど、多少の改善になります。
以上を踏まえ
・犯罪や迷惑行為にならない分野で
・それ以外のやるべきこともやる
という条件であれば、周囲から見れば理解不能の趣味でも止めずに寛容になる必要があります。
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