隠れアスペルガー児は、解説書記載に反して雑談もそれなりに流暢に対応することもあります。
では、学校で友達と円滑にやり取りできているかというと、そうではありません。
発言の一つ一つが大人びているために溝が生まれ、場合によっては孤立しています。
ただ、大人との会話は順調なので、親御さんは気付きづらい。
おまけに本人も、意図的に難しい発言をしているのではなく、「天然」で表現しているため、自発的に原因を見出すことは難しい。
結果として、溝の状態は長く続いてしまい、アスペルガー児にとって立派な失敗体験となります。
・自分は受け入れられていない
・自分の話は詰まらない
と。
対策は多岐に渡りますが、親御さんがとりあえず行なうこととして
・意識せずに普段から難しい言葉、表現、内容を頻発している場合は、上記の可能性を考慮する
・大人びているか否かの判断材料にするために、友達との会話を横で聞く
・人格や会話を否定されているのではなく、発言内容が難しいために周囲の理解が追いついていないだけである(選民意識を持たせてはいけない)、と繰り返し伝え、新しい認知を作ってあげる
があげられます。
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