誤解なきように
今回のブログ、診断のつく発達障害人は、やらかしが多いと言っているのではない。
隠れ発達障害人の多くは、「やらかしとミス」は、さほど多くありません。
(環境や体調、適職不適職、得意不得意、スペクトラムの入り方にもよるけれど。)
にもかかわらず、彼らの大半は症状として
・失敗体験ばかりを積極的に記憶し
・当時の感情を伴って鮮明に反芻し続ける
という特性を抱えているため
・自分の人生はやらかしでしかない
という錯覚や認知の偏りに陥ってしまいます。
困ったことに、この特性を理解していないがゆえ、徹底的に「やらかしとミス」を叩いていこう、と硬く決心します。
さらに減らすことに成功したとしても、上記の記憶の歪みや反芻は改善されないがために、超時々は出す間違いを宇宙の果てほど針小棒大に捉えます。
すると「やらかしとミス」叩きは、常軌を逸したものとなる。
いわゆる強迫性障害に転換されます。
日常生活に大きな支障を来します。
以上のような型の隠れ発達障害が真っ先に行なうことは、
・この特性を知る
・あくまで症状として反応している、という自覚を持つ
・ACTやメタ認知療法などで否定的反芻を減らす
・やらかしやミスを印象ではなく数字で導き出す
が、あげられます。
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