発達障害人が仕事人としてサバイバルするためには、症状としての才能を発揮することが有効となります。
・ストレス耐性が低い
・才能外の職場では大きなストレスを感じる
・それゆえ、生活のためにという割り切りができない
ために。
では、彼らの多くは才能を早々に見出し自覚しているのかというと、そうではありません。
能力の凹凸が大きいのですから(グレーゾーンになるとそこまで激しく凹凸と出ることはない)、本来は定型発達人よりも認識しやすいにもかかわらず、劣等感や才能への誤解を抱えているがゆえに、発見は困難を極めます。
そんな彼らが様々なtry&errorを繰り返して、才能を自覚するのは35歳以降です。(この年齢については、僕の個人的主観に依存している。)
しかし、日本型終身雇用においては、35歳以降の正社員としての転職は一般的には不可能です。(現在は、少し年齢上限が緩和傾向にある)
そのため、せっかく才能を見出したとしても、日の目を見ることはありません。
相変わらず、不適応職における激烈なストレスに曝され続けます。
場合によっては、適応障害に陥ります。
残念なことに発達障害と労働の法を管轄する厚労省は、公式の発表としては終身雇用制度が最も正しい道であることを疑っていません。
制度設計の大幅な変更は、遠くなりそうです。
終身雇用の弊害においては、 僕のブログ「終身雇用を破壊せよ」編を読んでね。
終身雇用制度は、いい箇所もあるのだけれど、高度経済成長期でないと維持できない側面の方が大きい。
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