発達障害人の多くは、低血糖症(世間では血糖値スパイクと呼ばれているらしい)を抱えています。

事実、精神疾患を抱えている半数以上の人が、卵が先か鶏が先かはさておき、低血糖症を抱えており、それを改善させただけで症状が大幅に軽減したという論文が散見されます。

僕の元へ相談に訪れる来談者にも、リブレなどの血糖とインシュリンの値を一日中即時で計測できる機器で調べてもらうと(アマゾンなどで誰でも買え、自分で使用するものなので医療行為違反に当たらない。)、8割以上の人が明確な低血糖症を示し、また二次障害として重い精神疾患を持っているほど、それが深刻です。(僕の調査は母集団が400人程度なので、エビデンスとしては絶対と言える段階ではない。)

だから、低血糖症を改善させる必要があります。

真っ先に実施しなければならないのが

・先に野菜かタンパク質を食べる
・糖質が大量にならない

という条件で、きちんと3食食べることがあげられます。(深刻な低血糖症に罹患している人は、いきなりキツイ糖質制限はやってはいけない。)

しかし、深刻な低血糖症に陥っている人ほど、空腹感が麻痺してしまっているため

・ほとんど食べない
・ある時突然に強い空腹に襲われ、相撲取りのようなドカ食い

のどちらか、あるいは両方を行なってしまいます。

結果として、低血糖症は悪化し、さらに空腹感を失っての笑えない事態を迎えます。

だから、発達障害人の多くは、スピリチュアル界隈や自由と放任を履き違えた教育家が大好きな、「体の感覚に従う」ことはあまりにも危険すぎると言わざるを得ません。

そうならないためにも

・実行可能な範囲で
・食事予定というマニュアルを作成し
・その通りに動く

という理解が必須となります。

 

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