発達障害人の中には、真面目に仕事をこなしているにもかかわらず、怠慢な勤務態度と決めつけられてしまう場合があります。

直接的な要因はいくつかあるのですが、代表的なものとして、一切のアピールをしないことがあげられます。

これが工場勤務などの何らかの物作りであるならば、製品として「見える化」されますが、ホワイトカラーの仕事はそうならない。

おまけに、同じ部署でも全体の仕事内容を共有していないことが多い。

結果として、誰であろうと言ってくれないと分からないという事態を招きます。

そういった環境では、ある程度の成果の訴えが必要となります。

にもかかわらず、隠れも含めた受動アスペルガー人、不注意優勢ADHD人の多くは、これだけやったと主張しません。

当然のこと、何をしているのか分からない。

しかも、勤務時の言動があまりにも淡々としているため(表面的には)、やる気がないと思われてしまう。

これでは、周囲は評価しません。

それどころか、怠慢と認識します。

当人としては懸命に取り組んでいるにもかかわらず、たまったものではありません。

とりあえずの対処法として、

・自分の机に大きめのホワイトボードを設置
・TO DOの仕事を記載する
・終わったものに線を引く

を行なえば、同僚の目にとまり「誤解は解け」ます。

 

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