アスペルガー人の多くは、雑談が不得手であることを認識しています。
おまけに、それを原因として人間関係に苦労していることも自覚しているため、克服に乗り出します。
そこまではいいのですが、残念ながらその多くは、雑談ネタの暗記という方法を選択してしまいます。
もちろん、取り組まないよりはいいのですが、これで解決できるということはありません。
アスペルガー人が雑談を操れない理由は、そこにあるのではなく、相手の会話に対する適切な文言を脳内から検索できないためなのです。(他にも因子はあるよ)
だから、いくらネタという知識を詰め込んでも、解決には繋がらない。
事実、アスペルガー人の多くは、症状(?)として知識欲求が高いので、定型発達人よりもネタは豊富です。(一般受けするか否かはさておき)
では、脳内検索をある程度改善するにはどうしたらよいのか。
一つとして、パターン学習があげられます。(あくまでも多岐に渡る方法の一つね)
会話は無限の組み合わせのように捉えられていますが、多少はパターン化されており、そこに異なった単語が入っているだけにすぎない一面があります。
だから、パターンを認識すればいい。
アスペルガー人の場合、雑談においてのそれを形成していないがために、検索が機能しいないのです。
大変なのは承知ですが、アスペルガー人はパターン学習が得意なので
・定型発達人の雑談を文字に起こし
・それを大量に読み込めば
・英会話と同じ要領でパターン把握し
雑談下手も多少改善します。(認知や情緒の問題はさておき)
聞き役に徹し、聴くふりで乗り越えるのも有効。
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