発達障害人が、人生を円滑なものにさせる大きな要素に、時流に合致した症状としての才能の伸展と活用に集中する、ことがあげられます。

その多くは、自己完結的な職人系のものが多く、なおかつネットを中心した、才能を稼ぎに結びつけるためのインフラも充実し今後もその進化がとどまることはない社会ですから、発達障害人の人生は、定型発達人よりもある意味、単純化できます。

では、早々に実行に移し、継続できるかというと、なかなかそうはいきません。

体調不良が、立ちはだかります。

発達障害人の多くは、慢性的な体調不良を抱えます。(特に受動、孤立型アスペルガー、不注意優勢ADHD。おそらくは脳の機能不全が体調不良を作り出している。)

それがダルさ、無気力、頭の重さ、不眠、眠気、PMS、生理痛、肩や首のコリ、疲労感を作り出し、僕たちの日常生活の動きを止めてしまいます。

特定できる疾患であるならば治療へ移行できるのですが、発達障害人のそれは、幸か不幸か診断のつかない範囲で、しかも原因不明として扱われるものばかりとなります。

おまけに、不調で苦しんでいるにもかかわらず、 年齢不詳、しっかりとした骨格、肌艶の良さ、という見た目は健康体そのものという不可思議な特徴もあるため、さらに問題をわかりづらくさせます。

結果として、狼狽するばかりで先に進むことができません。

では、体調不良を宿命として持ち続けなければならないのかというと、そうではありません。

詳細は省きますが、

・有酸素運動
・ストレッチ
・適切な睡眠
・食事
・サプリメント

など、古典的(?)あるいは機能性医学で重要視されている方法を実践することで、大幅な改善は見込めます。(具体的方法を間違うと悪化するのでいきなり始めないでね。)

絶好調とはいきませんし、相変わらず不調に苦しんでしまうことはありますが、行動量や継続性は飛躍します。

豊かな才能は、日の目を見ます。

 

隠れ発達障害という才能を活かす逆転の成功法則 
徳間書店

 

発達障害と結婚
イースト・プレス

 


発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本
実務教育出版

 

コミックエッセイ 隠れアスペルガーさんの才能・仕事の見つけ方
宝島社

 

発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート
メディカルパブリッシャー