今回のブログの注意点。

・対処療法である
・重いカサンドラ症候群には不完全な対策
・軽度カサンドラ症候群向け(アスペルガー人のパートナーの言動にさほど問題はないけれど、頻繁に独りぼっちにさせられることで変調をきたしているパートナー)

アスペルガー人の多くは、解説書記載に反して強い寂しさを感じているのですが、終始一貫して自己完結行動を取ってしまう場合が少ないけれどあります。

結婚生活においても、その特性はいかんなく(?)発揮されます。

すると、結婚相手は(妻に多い)、カサンドラ症候群に陥ってしまいます。

カサンドラは、放置するには辛すぎるし、また「耐性という慣れ」が発生するものではありません。

対策が必要となります。

根治的な状態は、アスペルガー人が自己完治的行動や非共感的態度を大きく改めることですが、そうすぐには改善しない。

早々の結果を求めるためには、相手が行動を変える必要があります。

その一つとして、家庭の外に軸足を持つことがあげられます。

軽度のカサンドラ症候群を持つ人の多くは、それがありません。

家庭内活動に終始してしまいます。(子育てなど、そうせざるを得ない女子が多数いるのは承知。ごめん。)

それが、孤独を際限なく深めてしまっている。

すると

・アスペルガー人パートナーに、現在は不可能な共同作業や時間共有をより強く求める
・当然のこと叶わないので、さらなるストレスが溜まり心身不調を起こす
・より強く求める の悪循環へ陥る

の流れにはまり込みます。

直近においては

・パートナーの改善は良い意味で諦める(改善方法はあるからね)
・自分の外軸足形成に集中する

が、重要となります。
 
 
 
寂しいけれど自己完結を選ぶ葛藤

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