隠れアスペルガー人の多くは、解説書記載に反して事務作業に長けていることが多い。
(本人は苦手意識が強く、また症状の度合いや種類によっては、軽度でも苦手とすることもある)

にもかかわらず、時間貧乏を頻発化させます。

要因は複数あるのですが、その一つとして苛烈な劣等感があげられます。

こういった特徴を抱えているアスペルガー人は、全ての場面において「罪悪感と申し訳なささ」を自分の感情としてふんだんに覚えます。

すると、業務上ごく当たり前に必要な相談すらも、その感情に絡み取られて実行できません。

結果として

・質問すれば5分で分かる仕事の手順を自分で一から調べて5時間
・相談すれば延焼せずに済んだ取引先との揉め事も自己完結させようとして1週間

といった事態を発生させます。

おまけにこういった事態を体験してしまうと、罪悪感は強化される一方なので、さらに相談できなくなるという悪循環を迎えます。

優秀な事務能力を持ち、誰よりも誠実に取り組んでいるにもかかわらず報われません。
 
 

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発達障害と結婚
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発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本
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コミックエッセイ 隠れアスペルガーさんの才能・仕事の見つけ方
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発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート
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