まずは「非常識な教育法がアスペルガー人を救う(4)(5)自主性に任せない方がいい」を読んでね。

アスペルガー児が社会に出て以降、無駄な苦労を可能な限り発生させない理想論的なコツの一つとして、才能を仕事にすることがあげられます。

そのためには、学生時代にその力を、仕事に耐えられる質まで近づけておく必要があります。

では、アスペルガー児の自主性に任せておけばいいのかと言うと、多くの場合は否定せざるを得ません。

定型発達にも当てはまることですが、アスペルガー人は、仮に才能を発見しているという前提であったとしても、自発的な進展と活用へ取り組むことはできないからです。

慢性的な

・体のだるさ
・眠気
・ウツ傾向
・不安
・未来への絶望感
・自身への劣等感

を抱えているために、才能を表現したとしても、喜びを感じられない。
(こういう特性がなくとも、才能=喜び は、間違いのことが多い。)

ゆえに、放っておくと継続性の問題に直面し、定型発達の追随を許さないその豊かな才能は、伸びることはありません。

結果として、「やればできる子なのに」で、成人を迎えます。

残念ながら、個人的な主観にすぎない思考に気がつくことのない頭の弱い教育評論家たちは、「得意なことを見つければ勝手に伸びて行くから大丈夫」などと言ったお花畑的発言に終始しています。

アスペルガー児の才能を伸ばす活かすは、叶わなず、不適応職で地獄を見るサバイバル生活へと突入します。

 

 

教育評論家は、「得意なことを見つければ勝手に伸びて行くから大丈夫」は、何割の子に通用するのか数字で示そう 。

新刊

発達障害の子どもがぐんぐん伸びるアイデアノート
メディカルパブリッシャー

 


発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本
実務教育出版

 

隠れ発達障害という才能を活かす逆転の成功法則 
徳間書店

 

発達障害と結婚
イースト・プレス