まずは「アスペルガー人の短所は長所から生まれている(1)」を読んでね。

アスペルガー人の多くは、抽象的な指示で動くことを苦手とします。

「この前よりも、軽めにやっておいて。」
「そこ、いつもよりもバーっとした感じで済ませておいてくれればいいから。」(ちょっと極端に表現)

アスペルガー人は、見事に固まります。

新人であればまだしも、数年間、在籍している職場であっても起きてしまいます。

ここだけ捉えると、何とも自発応用のきかない仕事のできない人間特有の短所かと思えます。

しかし、そうではありません。

マニュアルに強いことに、由来している可能性があるのです。(もちろん、脳科学としての連動性は認められていない)

アスペルガー人の多くは、図や写真などで「構造化」されたマニュアルを提示されると、定型発達よりも

・速く
・正確

に作業をこなせることが、多々あります。

その品質は、定型の追随を許さない場合もしばしばです。

残念ながら、多くの人は

・長年居るのだから、言わなくてもわかる
・子どものように見本を提示する必要はない

という認識を持っているがために、結果として、アスペルガー人の

・短所を存分に引き出し
・長所を徹底して潰す

扱い方をしてしまっています。

 

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