まずは「アスペルガー人の短所は、長所から生まれている(1)」を読んでね。

アスペルガー人の多くは、突発的な変更への対応に苦慮します。

総合事務での業務優先順位や約束の変更があると

・狼狽
・怒り
・不安

に苛まれ、頑なに現在進めている取り組みの継続を、維持しようとします。

周囲からみれば

・融通が効かない
・柔軟性がない

扱いにくい社員と映ります。

では、その短所は短所でしかないかというと、決してそうではありません。

規則性への強さという長所に、由来している可能性があるのです。

それを持つアスペルガー人の多くは

・自己完結的なルーティンワークの正確性、速さ
・望ましいことの継続や習慣化(運動、勉強、糖質制限、習い事、健康的な生活)

を、定型発達の追随を許さない形で表現します。

この2つが、活かされるならば貴重な人財となります。

残念ながら、アスペルガー人、定型発達、共にこの短所と長所の表裏一体に気がついていません。

結果として、前者は応用の効かない自分に劣等感を覚え、後者は憤慨を沸かせます。

 

 

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