まずは「発達障がいと学習障害(2)」を読んでね。
では、どうやって快楽を持たせればいいのか。
僕が親御さんに相談されて実際に提案していることとして、好きな漫画やアニメを活用することがあげられます。
・漫画本をそのまま
・文字起こしをしたアニメ
・あるいは、それらの話を自分好みに編集した脚本
を読んでもらいます。
すると、ほぼ全ての子どもは楽しみながら、そこまでいかずとも嫌がらずに、つかえながも音読を進めます。
圧倒的な量へとつながります。
結果として、音読障害に関係する神経系、あるいは補完部位が鍛えられていくので、子どもは克服に至ります。
この方法で、解決した事例を当事者や僕が話すと不思議な反対論に遭遇します。
・本質的ではない
・本質は何も変わっていない
と。
音読障害について相談を受けながらも、具体的な解決方法を提示できなかった
・教育評論家
・心理カウンセラー
・ヒーラー
といった人種が中心です。
ツッコミどころ満載で、めまいを起こしてしまいます。
・そもそも本質とは何なのか
・本質とは、言語の枠を超越した存在であることを知っているのか
・本質とはいかなる状況であっても変わらないのが本質であることを認識しているのか
・目先の失敗により表面的な自信を失ってしまうと、本質へ向かへなくなる危険性があることを理解しているのか
・レッテルを張ることで言論封鎖を行ない、自己の存在証明を達成しようとしている「本質とはかけ離れた」浅はかな思考を展開していることに気がついているのか
・そもそも反対論者が、「本質的」に何も成長していないのはどうやって釈明するのか
日本には、こんな簡単な矛盾にも気がつかない「自称思慮深い人々」が溢れかえっています。
発達障がいの誤解が解消されるのは、遠い将来となります。