まずは、「発達障がいと学習障害(1)」を読んでね。

「・快楽を伴わせる学習法を選択していない」について。

学習障害を改善させるためには、圧倒的な量をこなすことが基本となります。

それを実現させるには一度に多くを行なうのではなく、毎日継続させることがコツです。

残念ながら、継続は人にとって最も難しい作業となる。

まして、学習障害が出ている分野においては、以前から「強い不快」を学習してしまっているので、なおさらのことです。

では、どうすればいいのか。

その行為に快楽を覚えられればいいのです。

例えば、国語における音読障害。

多くの親御さんや教師は、克服のために簡単な教材から始めさせようとします。

小3の子どもであれば、小2の教科書。

小2でも難しいならば、小1。

小1もこなせないならば、絵本といった具合に。

人の根本原理がわかっていないがための、典型的な間違いを選択しています。

簡単だから継続できる、という仕組みは人に存在しません。

事実、大人でも容易にできるはずの掃除、片付け、運動は続きません。

快楽が存在しないからです。

続く。