アスペルガー人は、雑談への能力云々の前に、そもそもとして雑談自体に
・興味がない
・楽しいと思えない
・それどころか、無駄の最たるモノ
という認識を持っています。(自分の好きなことに関しては、いつまでも一方的に喋り続ける傾向があるけども)
ゆえに、話したいという欲求が定型発達の比較にならないほどに希薄となるため、雑談能力はさらなる低下を起こします。
この欲求の低さは、気質的(?)なものなので、ここに原因を求めてしまうと、人間関係への絶望しか待っていません。(エセ心理学を展開している心理カウンセラーは、どうにもならない過去や気質に原因を求め、来談者を自棄へと追いやっている。インナーチャイルド、幼少期における母親との関係、果てはカルマや前世、この試練を与えた存在は誰なのか、など)
どこに原因を求めればいいのか。
・雑談を行なうことで得られる利点が明確になっていない
・雑談を行なうことで即時として獲得できる成功体験が、存在していない
となります。
続く。