まずは「グレーゾーンアスペルガーの母親が療育を成功させるコツ(8)」を読んでね。
(母親に療育の責任を集中させるのは間違いなのだけど、そうせざるを得ない社会的現状があるゆえ母親に焦点を当てる)
そうならないためにも、ストレスマネジメントは療育上必須となります。
残念ながら、グレーアスペ母の多くは話しには納得すれど実践には至りません。
・アスペルガー人は外界からの刺激情報には極めて過敏であるにもかかわらず
・内面の変化にはおそろしいまでに鈍感という矛盾した気質(?)を持ってしまっているがため
・ストレスの蓄積やそれによる現在進行形の悪影響に気がつかない
に加え
・強迫観念的な焦りと罪悪感に苛まれているため、休むことに苦痛を感じてしまう
からです。(ストレスマネジメントをせずとも超直近では困らないというもの大きい。「超直近とは1分以内」タバコを吸ったところで、1分後大事に至ることがないからタバコを止められないとのと同じ)
解決策としては、体作りを前提とした上で
・ストレスマネジメントを行なわないことで、自分と子どもへどれだけの損害や機会逸失が発生しているのかを事細かに記載する
・それを繰り返し読み返す
・ストレスマネジメントを実行することで得られる自分と子どもへの改善を列挙する
・やはりそれを繰り返し読み返す
・ストレスマネジメントの時間を最優先事項として、真っ先に予定帳へ入れる
・ストレスマネジメントの技法をマニュアル化しておく(空間と儀式の確立などあるのだけども、長くなるのでいずれ)
などがあげられます。
こうすることで、
1・ストレスは「対処療法」として大幅に軽減します。
2・療育の達成や継続率は、跳ね上がります。
3・子どもの否定的症状は軽減し、肯定的症状は進展します。
4・ストレスは、さらに減ります。
5・2〜4の善循環が生まれます。