まずは「グレーゾーンアスペルガーの母親が療育を成功させるコツ(5)外部委託を徹底する」を読んでね。
(母親に療育の責任を集中させるのは間違いなのだけど、そうせざるを得ない社会的現状があるゆえ母親に焦点を当てる)
セッションにおいては、外部委託を阻む因子について一つ一つその思い込みを壊すところから始める必要があります。
・真面目ゆえなのか、まる抱えしなければならないという思い込みが激しい
主婦だからと言って、家事育児の全てを行なわなければならない、という決め事は存在しない。
それは、社会的な「空気」としての同調圧力か自作的な強迫観念にすぎない。
まる抱えすることで、かえって家庭運営に差し障りが出ている事実を直視する。
まる抱えすることで、大局的には母子、家庭全てにおいて不幸な結果を招く可能性が高いことを自覚する。
・頼むことを病的に苦手とする
そもそも頼まれた相手は、そこまで嫌悪しているわけではない。
お返しをそこまで真剣に考える必要はない。
頼むことで発生する苛烈な罪悪感は、実態ではなくアスペ人特有の劣等感が派生しているものであり、実態ではない。
強制的に頼んでいるうち、良い意味で罪悪感は麻痺してくるので、あれこれ考えずにサッサと頼む。
お返しがきになるならば、お返しのマニュアル化をすればいい。
続く。