まずは「アスペルガーについて間違った知識が蔓延している(24)感覚過敏である」を読んでね。
極端な例ではありますが、ストレスによる失神。
定型発達であれば、そこへ至るまでの間に様々な変調や苦痛を認識します。
・集中力の低下
・情緒の不安定
・脈拍の亢進
・慢性的な疲労
など。
アスペルガー人(特に根性のある真面目な受け身型)は、卒倒する直前まで普段通りの振る舞いをします。(誤解のないように。定型発達と同じような変調の過程を経験する場合も多々ある)
その後にはじめて、「自分は随分とストレスが溜まっていたのだ」と気づきます。
ストレスを自覚したわけではありません。
失神という「客観的な事実」から判断したのです。
そこまでいかずとも、血中のストレス数値が極めて高いアスペルガー人は「ゴロゴロ」といます。
にもかかわらず、彼らの大半は自覚がないがために休みを取らず、さらに追い込みをかけて中毒的に働き続けます。
ある日突然に、燃え尽きます。
「小出しに倒れる」ことができないがために、いざそれを迎えた時の変調の度合いは深刻なものとなります。