今回のブログも、特に多動傾向が強いADHDの母親に向けて。
「何の役にも立たない傾聴セラピー」ではなく、自宅で療育の実行を目的とするセッションにおいては、
・子どもの問題行動を来談者から聴く
・相談員から人間の「現実的」な根本原理を説明する
・それに沿って、具体的な対策の提案を行なう
・来談者は、提案を実行する上での家庭事情による問題点を話す
・遂行できるように、(心理療法は成功を目的としない、実行させ出来れば良い)微調整した方法論を再度、提示する
という流れで行ないます。
要は、一つの問題についてじっくりと話し合う、という作業が必須なります。
これが出来なれば、療育に成功することはありません。
療育とは、心構えや愛情といった抽象的な理解ではなく、具体的な技法や環境設定によって推し進めるものなので。(泥沼化している親子へ何もしてあげらない人間ほど、愛情を与える、寄り添うなどといった夢遊的なことしか口にしない)
続く。