まずは「発達障がいの子の負の特徴を悪化させる母親の共通点(5)」を読んでね。

なぜ、主語のない会話形態を取る母親は、子どもを混乱させてしまうのか。

主語を入れずに会話を進める人の多くは、自分の脳内の世界だけを観て話しているからです。

要は、マイワールド全開の人です。

そこに相手は、存在しません。

必然的に

・相手の理解度に合わせる
・相手の飲み込み具合を確認する

という思いやりは機能しないので、口頭における言語理解と記憶に難のある発達障がいは、おいてけぼりをくってしまいます。

それだけでも混乱は確実なのですが、主語欠落の人は自分の頭の内容を分かっているので、可能な限り言語を端折り掻い摘みます。

具体的な前説明が行なわれないにもかかわらず、

・「あれ、それ」などの代名詞
・「バーっと、ザーッと」といった擬音
・Aの出来事とBのそれが、1文の中に融合している
・沖縄の話が終わっていないのに、北海道のそれが始まっている

といった特徴が頻発します。(多動ADHDにやたらと多いし、彼らって改善する気が全くないんだよね。だから、会話すると疲れる。)

続く。

 

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)