まずは「発達障がいの子の負の特徴を悪化させる母親の共通点(4)」を読んでね。

抽象推測側は、発達側を理解度の低い無能な人間と決めつけてしまい、諦め、将来性がないと認識してしまった人に取る特有の雑な対応となります。

発達側は、人と関わることや共同作業へのただでさえ強い嫌悪、苦手意識が悪化の一途を辿り、極端に消極的な人間になってしまいます。

その消極性が、横すべりして引きこもりを生む。

さらに横すべりしてニート。

最終的な横すべりで中年ニート、という悲惨な結果が待ち受けています。

以上のような負の流れは、「主語がない」母親を中心とした家庭における会話によって発生している面があることは否定できません。
(繰り返すけど、母親に全ての原因や子育て負担を求めるわけではないよ。日本の現状においては、どうして母親の子育て割合が大半を占めるので)

・会話の癖
・成功や失敗による自尊心の高低

は、成人を迎えるまでの家庭で作られる割合が大きいので。(もちろん、成人を迎えて以降も大幅な改善は十分に可能)

続く。

 

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)