精神薬摂取への過剰な懸念は、真っ赤っかだけが要因ではありません。
人間の防衛本能による過剰なまでの欠点指摘に由来している面も大きい。
人類史は、飢餓、殺し合い、感染症だけで埋め尽くされていました。
生存戦略上、常に脅威へ意識を集中することが不可欠となりました。
それが何万年にも渡ってしまったがために、人類の癖として染み込み現代へと持ち込まれました。(実際は人類誕生時点から仕込まれていたのだと思う)
ただそこで、時代と機能の大きなズレが生じます。
現代は、問題が山積しているのは事実だけれど、奇跡と言えるほどに上記全ての脅威を抑圧することに成功しました。
直観に反して
・20世紀は最も戦争と殺人の少ない世紀
・日本は戦後最少の凶悪犯罪率を記録
・食料の飽和化(食料不足問題は存在しない。正しくは食料分配機能不全問題となる。世界において毎日5万人が餓死しているなか、「環境大国」ドイツだけでも1日のうちに2000万人分の食料が残飯として捨てられている)
・感染症の局地短期化 (以前は全世界慢性的)
されたということが事実なのですから。