まずは、「発達障害との向き合い方(1)」を読んでね。

2.個性について。

発達障がいの子どもを持つ親御さんの多くは、「個性」であることをしきりに強調します。(もちろん、そうでない親御さんも多数いる)

その気持ちは理解できるのですが、いくつかの問題に気がついていない、もしくは蓋をしている面があることを指摘せざるを得ません。

1.障害という言葉や状態に偏見を持っているがための過剰反応である

2.改善が難しいという絶望心から、新たなフレイム(見方)を持ち込んで自分を納得させようとしている

3.仮に個性であったとしても、看過することのできない言動が散見されることは事実である

安易に「個性」という言葉を用いる前に、以上を熟慮した方がいいでしょう。

その方が、発達障がいの子どもの良い面における「個性」発揮の機会は、圧倒的に増えるのですから。

続く。

個性という理解は直視ではない。

 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)