新刊出るよ。

子育てのことも書いたよ。
 

【発達障害とどう向き合うか】(実務教育出版)
 
 
 

まずは、「発達障がい改善のためには来談者中心療法を選択してはならない(1)(16)」を読んでね。

困ったことに、来談者中心療法的なカウンセリングや理解で、人生が暗澹たる状態になってしまった彼らもまた、その技法の盲目的信奉者であるカウンセラー同様、小手先の技術で心を変えていくことに深い嫌悪を覚えるようになってしまいます。

人は、長らく取り組んできた方向や方法を、いつの間にか自我や自尊心と一体化させてしまう癖を持っているために、異質の理解が出現するとそれらが存続の危機に陥ってしまうと勘違いし、排斥の動きに出てしまうからです。(ここまで時間とお金を費やして勉強してきたのだから今さら方向展開できない、というサンクコストの呪縛も大きいよ。)

彼らの思考や意識は硬直の限りを尽くし、改善の気づきを得ることは不可能となります。

日常における痛苦は、倍加の一途をたどります。

そして、痛み止めとして、また来談者中心療法的な対話の積極化を選択します。

延々の悪循環が完成します。