まずは「片付けがアスペルガー人の日常を改善させる(6)」を読んでね。
ただ、人にとって過去の記憶を無から有的に引っ張りだすことは極めて難しい。
白紙を用意されて知っている漢字を書けと言われたところで、書けるのは2割がやっとというのと同じです。
思い出そうにも徒労に終わってしまうので、才能の発見は諦めてしまいます。
どうすればいいのか。
引き出しがあればいいのです。
款という漢字が書けなかった8割に含まれている場合、「定款の款はどう書くの?」と質問してもらえば思い出すことができます。
才能にも同じことが言えるのです。
引き出し方に色々とあるのですが、その一つに片付けがあげられます。
ここでいう片付けは、表面的に目立っているモノは対象となりません。
地層のように何十年も眠らせていたモノが、標的となります。
続く。
才能発見には、過去のモノの発掘が手っ取り早い。
【片付けられないのはアスペルガー症候群のせいでした。 (コミックエッセイ)】( 宝島社)