まずは「アスペルガー人を何も知らない役立たずの力動学的ヒーラー、カウンセラーたちへ(40)」を読んでね。
(2)タンパク質、ヴィタミンA、B
について。
貧血の直接的な要因は多岐に渡りますが、その一つに栄養素不足による赤血球の生産能力低下があげられます。
だから、栄養を補えばいい。
鉄はたしかに大切ですが、その複数あるうちの一つに過ぎないので、貧血になったからといってそれだけを摂取していても解決にはならないのです。
それ以前に最も重要となるのが、タンパク質とその合成を促すヴィタミンBとなります。
前者はあらゆる組織形成の源となり、後者はその合成を促す要だからです。(赤血球においての経路は端折っているので、全体の方向性を掴む程度の説明だと思ってもらえれば)
事実、鉄剤を飲んでいるにもかかわらず慢性的な貧血が改善しない人にタンパク質の「爆発的」な摂取を実践してもらったところ、貧血が解消したという事例は多数あります。(飲んでいる鉄剤の質が良くなかったというのも大きいけど)
ヴィタミンAについては、赤血球生産の直接的な効果を狙うのではなく、栄養吸収を向上させるための粘膜強化を目的としています。
低血糖を起こしている人の多くは、低血糖から粘膜を弱らしたのか、またはその逆なのかは別として、腸粘膜が弱りきっているのです。
これでは消化吸収が円滑に行なわれず低血糖を治しようがないので、同時接種は欠かかすことはできなくなります。
続く。
栄養学の知識なくして、アスペルガーの役に立つことはできない。