アスペルガーを人財へ変えるために。(2)

挙句の果ては、「アスペルガーは使えない奴」という誤ったレッテルが貼られるようになります。

アスペルガーは、知能指数が高い場合であったとしても口頭における言語への記憶と理解に弱さを見せることが多い。

社内における中堅や古参でも、新入社員ですら「それ一回説明すればわかるよね」というほどの易しい内容を繰り返し聞いても、理解できないということが頻発してしまうのです。

では、彼らは無能かというとそうではありません。

文字や図、写真、絵をふんだんに取り入れたマニュアルに頼ると、同じ条件下の定型発達者(発達障がいではない人)よりも優れた能力を発揮するのです。(例外もあるよ)

・口頭中心の指示ややり取りを可能な限り減らして

・彼らの得意な形に環境を設定することで

・その瞬間に、優秀な人財へと覚醒する

ことも、十分にあり得る。

アスペルガーは、無能ではありません。

環境によって、能力の振れ幅に変化を起こしているだけなのです。

続く。

 

西脇俊二さん、統合医療、精神、発達障がいの名医。

 

 

 

 

コミックエッセイ アスペルガー症候群の「そうだったんだ!」がわかる本

 

 

資本主義がアスペルガーを人財へ変える。(理由は今度ね)

 

 

 

 

アスペルガーの天才型頭脳が炸裂! 誰も知らなかった《逆説の経済教室》
《資本主義&グローバル経済》こそが、世界を救う

 

 
アスペルガーは、環境を変えるだけで瞬間に人財へと変貌することが多々ある。(もちろん、根幹的な改善のためには色々と取り組むべきことがあるよ。)

 

 

 

 

【隠れアスペルガーという才能(ベスト新書)】