まずは「日本におけるアスペルガー(発達障がい)対策があまりにも遅れている理由(14) 3分診療として」を読んでね。
発達障がい者の多くは、二次障害としての精神疾患で精神、心療内科を受診します。
そこで、発達障がい者自身が以上のような知識を持っているならば、医師に伝えることができるので対応も変わるかもしれません。
残念なことに、それは難しい。
日本においては、自身が発達障がい当事者であることを自覚していることは少なく、周りの人からもそういった指摘を受けることがないからです。
彼らは、相変わらず二次障害だけを注視することになります。
すると
・発達障がいそのものは野放しにする
・投薬種類を誤る(僕はアンチ精神薬ではない。年々侵襲性の少ない優秀なものになっている)
・見当違いな対策法を選択してしまう (家で大人しく寝ているなど)
ことになるので発達障がいは悪化し、結果として二次障害の退転が進んでしまうのです。
医師は、より表面の「分かりやすい症状」の対処に力を入れます。
発達障がいが、うずもれていきます。
認知される機会を、幾重にも失います。
対策が、進まなくなります。
続く。
コミックエッセイ アスペルガー症候群の「そうだったんだ!」がわかる本
発達障がいは、スピリチュアルをやらない方がいいよ。