まずは、「日本におけるアスペルガー(発達障がい)対策があまりにも遅れている理由(11)マスコミと早い思考として」を読んでね。
ネットが普及している現在では、子どもが自発的に自分自身について調べることができます。
大きく周りと異なっていたり、俯瞰する力に長けている場合は、自身が発達障がいであることに気がつきます。
自分の特性を知った直後は落胆してしまいますが、その後は正体不明の自分が特定できたことにより、心理的な安定が多少は得られるようになります。
ただ、実際の改善が得られるわけではない。
相変わらずの適応への苦労が付きまといます。
状況を打破するためには、親御さんの協力は必須となります。
的確な方法と共にそれが得られれば、急速な勢いで彼は楽になっていきます。
しかし、早い思考に染まっている親御さんは、子どもの勇気ある(?)告白を否定します。
あるいは、無意識のうちに言わせない雰囲気を作ってしまいます。
子どもは、変わらず発達障がい特有の苦しさに苛まれます。
早い思考は、子どもの将来に不必要な困難を発生させます。
続く。