まずは、隠れアスペルガーが最も支援と理解を得られない人種なのだろう(28)を読んでね。

おまけに、気質、生育歴両面として深い絶望心を持ち合わせているがために、

・やはり自分にはレッテル貼りをさせることは、不可能であり

・この先も、人間関係において惨苦がこの体に染みわたっていくのだ

と、「早々」に結論付けます。

変わらず、好印象戦略(?)のみを採用し続けるのです。

良く言えば真面目、ワルく言えば堅物の隠れアスペルガーにとって、「スモールステップで徐々に癖付けていく」という発想はなかなか持てません。

隠れアスペルガーが最も支援と理解を得られない人種なのだろう(26)に記載した「・得意な作業に特化させる」について。

症候群の度合いにかかわらず、アスペルガー人の大半は、能力において激しい凹凸がみられます。(少ないけれど、アスペルガー人であるがゆえに万能型というのもいる。)

・数学は、少し勉強しただけで常に100点であるにもかかわらず、英語は、補習に補習を重ねても30点が精一杯

・一つのものを組み立てる、あるいは打ち込むといった自己完結的な作業においては追随を許さないけれど、同時並行処理が求められる事務作業においては途端に破綻を来してしまう

といった具合に。(僕も写真記憶ができるにもかかわらず(自慢入れておくぜ)、漢字は書けない。小学3年生と同等の漢字力)

こういった特徴を随処で見て取れるので、僕は時々「発達障がいとは、正しく(?)は凹凸症候群である」と、説明することもあります。

続く。

隠れアスペルガーは、スモールステップという理解を取り入れると楽になる。(誰でもそうだけどさ)

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