慢性的なダルさと抑ウツに苛まれている、アスペルガー人がいます。
彼らに対して真っ先に、「あたり」をつけなければならない「直接的な要因」は、何ですか。
答え。
・低血糖症状。 (もちろん、他にも副腎疲労や慢性炎症など、様々な要因があるからね。)
ヒトは、摂取した食物をブドウ糖に分解します。
腸から吸収されたブドウ糖は、インスリンにより細胞へと取り込まれます。
細胞内にあるミトコンドリアが、それを元に、ATPというエネルギーを作り出します。
細胞が、ATPを燃料として活動します。
それによりはじめて、自分たちは、日常生活を送ることが可能となるのです。
この一連の流れを、正常に行なえるか否か決定している主な因子があります。
腸から血液へと吸収されたブドウ糖の血中濃度を示す、血糖値の昇降です。
血糖値が、緩やかに上昇し、インスリンの力を借りて下降する。
それを、約5時間かけて行なう。
こういった状態であるならば、ATPは、積極的に産生(生産)されます。(ATPの正常産生のためには、他にも条件があるからね)
細胞は、盛んに働き、心身共に元気な活動を得られます。
逆に捉えれば、何らかの理由により血糖値が上がらないと、ATPが産生されることはありえないのです。
続く。