まずは、「アスペルガー人を何も知らない、役立たずのヒーラー、カウンセラーたちへ。(6)」を読んでね。

リーキーガット症候群(腸壁侵漏症候群ともいう)とは、腸の上皮細胞において、分子次元で穴が開いてしまうことを指します。

それにより、未消化のタンパク質であるポリペプチドが、大量に血中へと流れ込みます。

侵入してしまったポリペプチドは、脳関門を難なく通り抜けます。

最終的には、脳内のオピオイド受容体と結合します。

オピオイド受容体は、アヘンが結びつく受容体と、同じようなものです。

結合して間もなくは、強い快楽を得られます。

この時点においては、プラスに作用しています。

暫くすると、脳内のモノアミン系を中心とした神経伝達物質に、大きな「乱れ」が生じてしまいます。

モノアミン系が健全な定型発達者であれば、「乱れ」は、さほどでもない可能性があります。

大量に摂取していなければ。

残念ながら、アスペルガー人は、

・通常の状態でも、モノアミン系は、不全を起こしている
・外部の不全を起こす因子に、極めて影響されやすい
・回復までに、長時間を要してしまう
といった生理的特徴を持っています。

少量摂取でも、大きな負荷を強いられることになるのです。

この一連の流れを引き起こしてしまう、ポリペプチドの正体は何なのか。