時節柄をとうに過ぎたネタだけど(5年前に書いた)、せっかくのなので。(せっかくというのは、サンクコストの呪縛に囚われた発想。これが結果としてさらに大きな損失をもたらす。自著「誰も知らなかった《逆説の経済教室》」 で主張したにもかかわらず、僕もまだその呪縛の中にいる。)
現代の戦争における最強兵器は、核からEMPへと移行しつつあります。
都市上空で爆発させて、大量の電磁パルスを発生させる。
それにより、建物はそのままに、全ての電子機器は一瞬にして、機能破綻を起こす。
全てのインフラの供給は、途絶えます。
水も食料も、手に入りません。
誰も、助けにきません。
誰も、助けられません。
「電気のない」世界です。
先進国の軍事戦略は、核からEMPへと舵を切っています。
その方が、効率的に人を殺められるからです。
反原発派は、この重みを踏まえたうえで、「たかが電気」と連呼しているのでしょうか。