教科書やネットに書かれている「アスペルガー人は必要としない」というのは、半分以上間違いです。
たしかに、自己完結的な行動や遊びを好む面もあるのは事実ですが、実際はトンデモなくさみしがりやで、人と交わりたい、というのが本音です。

実際、来談者からも「友達を作りたいのでコミュニティに参加してみたいけれど、アスペルガーの自分は行っても大丈夫なのか。」という質問を受けます。

決まって下記のように答えることにしています。

「なんとなく楽しもう」系のという緩いコミュニティに行ってはいけない。

そこに参加したならば

・何が楽しいのか、さっぱり分からない

・振る舞い方が分からない

・何も言葉が出てこない

という苦しい状態になり、参加後も深い自己嫌悪に陥る可能性が極めて高い。

では、コミュニティ参加は諦めてないといけないのかというと、そうではなく

・目的が明確

・みんながそれに本気で取り組んでいる

・自分の興味と一致している

という条件ならば

・役割がわかる

・自然と言葉が出てくる

・いるだけでも浮かない

という状態になるため、楽しく、友達もできるだろうから、そういったところに参加しよう、と。

最初のうちは、それでも上手くいかない可能性はありますが、試行回数を増やすことで成功します。