アスペルガー人の多くは、人を嫌いになりやすい傾向にあります。

直接的な要因は多岐に渡りますが、大きなものとして「反すう」があげられます。

アスペルガー人は、嫌な出来事ばかりを積極的に記憶する厄介な脳を抱えています。

おまけに、それらをなんの脈絡もなく、実体的な感情を伴って反すうするのです。

それにより

・他人からされた否定的なことをいつまで経っても忘れない
・相手から繰り返し否定的な言動を取らていると脳は学習する

が、発生するため、憎しみが延々と肥大していくのです。

これでは、人を嫌いになりやすいのは当然のことです。

「誰でも好きになろう」とは言いませんが(そもそも僕も友達が一人もいない)、生きづらさの要因にはなってしまうので、少しは改善するにこしたことはありません。

方法は多岐に渡りますが、一つとして、思考の実況中継があげられます。

・吉濱がバカにしたことを考えている
・吉濱に作品を否定されたことを考えている

などと。

思考を抑え込むことはできません。

そうしようとすると、かえって思考は暴走します。

止めることは良い意味で諦める、ただただ気がつけばいい、

という認識で気楽に気長に取り組んでいきます。

すると、少しは反すうは減り、人嫌いもそれに比例して少なくなります。(最低限の栄養や睡眠が整っているという条件で)