発達障害についての解説書には、ストレスを減らす労働環境として少人数の職場があげられています。
残念ながら、半分ほど間違えています。
たしかに、音や視覚などの感覚過敏による困難さを第一優先とするならば、その通りなのですが、人間関係に重きを置きたい場合、これでは地獄を見る可能性が極めて高くなります。
少人数の職場だと
・人間関係が蜜になりすぎる
・単独行動ができない
・変わり者として目立ち浮く
などの問題が発生するからです。(分業化が明確にされていないため、苦手な同時並行処理を求められる可能性もある)
発達障害人の多くは、かりに何の問題のない人であったとしても
・蜜になると無条件に辛い
・単独行動で息抜きできないと憂鬱になる
・実は人目を異常に気にしているので変に思われることに深い恐怖心を覚えている
という特徴を抱えているため、上記のような職場では、適応障害を起こす可能性があるのです。
以上を踏まえれば、理想論となりますが、感覚過敏の対策が最優先でなり限り、10人くらい休んでも誰も気づかない大人数の職場の方が楽でいられます。