アスペルガー人の多くは(受動、孤立型)、深い無気力を抱えています。

それが、人付き合い、才能、仕事などにおいて大きな回避傾向を生んでいます。

要因は多岐に渡るのですが、その一つに幼少期から学生時代における数多くの失敗体験があげられます。

アスペルガー人は、決して無能ではありません。

当たり前のことが当たり前にできるようになる、あるいは失敗を劇的に減らすために、効果的な学習が必要なだけです。(僕は普通になろう、何でもできるようになろう、とは主張しない)

・文字、図、写真、映像を用いた構造化
・繰り返し
・体作り
・スモールステップ
・並行遊び

など。(他にも多岐に渡る)

これらを活用して丁寧に教えれば、かなりの範囲をこなせるようになります。(日本の母親は十分すぎるほどに頑張っている。母親に罪はない。)

深い無気力は軽減され、日常生活の質は随分と改善します。

しかし、当事者も周囲も以上の取り組みが必須(?)であることを知らないがために、周囲の定型発達と同等の方法で物事を教えます。

失敗します。

感情的に叱責され、脳構造として持っている劣等感が深化します。

無気力は肥大化し、寝て過ごすだけの日々となります。

 

多すぎる失敗体験は、引きこもりを招く