発達障害人の多くは、深い劣等感を抱えています。

それゆえに、周りには出来て当たり前だけれども自分にはこなせない事柄に憎しみを抱き、克服しようと躍起になります。

一例

・アスペルガー人は、同時並行処理や目まぐるしく変わる環境の対応
・ADHD人は、ルーティン的な事務作業

など。

もちろん、その姿勢は素晴らしいですし、ある程度は改善するに越したことはないのですが、残念ながら思うように結果はついていきません。

にもかかわらず、場合によっては延々と取り組みます。

発達のタイプや度合いにもよりますが、不得意な分野は中の下止まりとなります。

ストレスや劣等感は限りなく蓄積し、最終的には適応障害を起こしかねません。

苦手な事柄から、何をどうしても逃れられない環境の場合はさておきとして

不得意な分野は

・「超」最低限できるようになればいい、と割り切る
・他人に任せる

その上で

・得意分野に集中する

が、必要となります。

理想主義的に聞こえると思いますが、いっぺんに変えようとする必要はありません。

ほんのわずかでもいいのです。