高校まで適応できていたのに大学には行けなくなる発達障害人が、多くいます。(細やかな調査にもとづいたのではなく、吉濱の個人主観)
理由は多岐に渡りますが、重要な因子として
・自由すぎる
・管理する人や仕組みがない
・自主的に動くことが求められる
・学校の予定が不規則ゆえに生活習慣を破壊され、発達特有の
・寝て過ごす
・刹那的な快楽への依存
・先延ばし癖の悪化
があげられます。
残念ながら、「そうならないように気をつけてね。」と言ったところで、効果はありません。
それで解決するならば、そもそも問題ではありません。
本人もこれではまずい、と心の底から想っていますが、体がついていきません。
では、どうすればいいのか。
超ざっくりとなりますが、解決策の一つとして、親などの第三者が、「強制的」に管理することがあげられます。
要点としては
・子どもの部屋を楽園にしない
・ほうび制(授業への参加やレポート提出といった課題を達成したならば、はじめて小遣い、漫画、スマフォなどの子どもが好きなものを与える)
となります。(方法は他にも色々とある。また、これらは詳細な手続きを踏まないと失敗する可能性があるので、いきなり自己流では行なわない方がいい。)
親としては、「大学生になったのだから、もう自分でやって」と言いたくなる気持ちはよくわかりますが、可能性は信じながらも現状は低く見積もることが大切になります。
同時に、発達障害の弱点である実行機能(メタ認知、ワーキングメモリ、抑止機能、注意制御機能)も鍛えていきます。
そうすることで、自己管理に移行することができます。